前期最後となるこの日の講義は「スマート農業・土づくり」です。

はじめに、スマート農業連動型多筆管理手法として、コストに対する考え方やそのための方策、肥培管理に利用する情報の活用法や予測対応について解説を行いました。あわせて「情報に基づいた土づくり」として、土壌分析やセンシング、土づくり履歴等による情報をもとに緊急度の高い圃場を選択し、圃場状態を改善するための対策メニューを作成し、実行に移すことについて説明を行いました。

また肥料高騰時代の戦略として、堆肥の有効活用の事例や、堆肥の種類により成分の含有率に幅があること、畜種によって成分量に特徴があることなどを述べ、堆肥による減肥戦略事例をお伝えし、畜種ごとの肥料計算を行いました。

次回は10/5です。「調査を実施したい圃場のサンプル採取」の課題が出ました。手順や測定法、情報を得るための必要な項目などについて詳細に説明を行いました。