3月15日 【酒田もっけ田農学校】講義を行いました㉚
この日の講義は「次年度の戦略①」です。
次年度の戦略を立てる際には、令和4年の総括として圃場や品種ごとに評価を行い、要因を項目ごとにまとめ、良かった点や改善が必要な点などを記しておくことが重要であるとお話ししました。
そこでこれまでの復習として、穂数が少ない場合のチェックポイントや千粒重の低下要因の解明、各生育ステージにおける作業や診断評価項目、生育別の診断と対応、中干しの目的などについてもお伝えしました。あわせて一発肥料の種類や、施用する窒素成分量から現物施用量を決めること、緩効性窒素の中身を知ることや、初期生育の確保に向けたチェックポイント、ワキ対策、稲わらの腐熟促進、健苗育成、適期移植、水管理などについて補足説明を行いました。
受講生様の感想として、「中干し時の日々管理に気をつけたい」「直播情報をたくさんいただけてありがたかった」「活着の重要性をあらためて感じた」「乾土効果をうまく活用したい」「一発除草前に田んぼの水を交換してみる」などが寄せられました。
来週はいよいよ最終講義です。「次年度戦略②」をお伝えします。