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6月21日 山形県立農林大学校【スマート農林業Ⅰ】の講義を行いました

山形県立農林大学校において、1学年61名様に講義を行いました。

内容は、スマート農業技術の効果及び課題、ドローンを活用した水稲葉色診断です。

はじめに日本農業の近未来予測として、大規模化や耕作放棄地の拡大、農業従事者の減少、気象災害の増加などを挙げ、スマート農業が解決の糸口になることをお話ししました。次いでスマート農業の分類として、ロボットトラクターやアシストスーツ、水管理システムやリモコン式草刈り機、直線アシスト機能付き田植え機などの性能や期待される効果、評価や課題などをお示しするとともに、リモートセンシングによる生育診断について、いくつかの実証結果の事例について解説を行いました。

また、機械が進化しても使うのは「ひと」であることから、スマート農業は「ひと」が主役であらねばならないこと、導入する際には導入コストだけでなく、メンテナンスコストや費用対効果を検討すること、柔軟な発想で営農に役立つ活用をしてほしいとお話ししました。

最後に、農林大学構内にてドローンのデモ飛行を行いました。学生さんたちからは、どのくらい飛行するのか、風が強くても大丈夫なのかという質問がありました。これからの農業を担っていく学生さんたちと交流ができ、貴重な時間となりました。