11月24日 土づくり研修会を行いました②(酒田みなみ地区)
第2回となる土づくり研修会です。
『単収向上とコスト低減の両立のためのこれからの水田の土づくり~情報(スマート農業)を利用した「堆肥」利用戦略~』と題し、広野コミュニティセンターにて開催しました。
はじめに、酒田市と県内の各地域(鶴岡市、新庄市、山形市、米沢市)の一等米比率とともに、降雨量や降雨回数、平均気温、最高気温、最低気温、最小湿度、日照時間などのデータを示し、酒田市の出穂後30日の気象条件は山形県内において最も過酷であったことをお話ししました。
また、茶米の発生事例が多く見受けられたことに触れ、茶米は登熟期間の稲体の老化(葉色低下、根の活力低下、根量不足)やフェーンが発生を助長することなどについて解説を行いました。
あわせてケイ酸質資材の効果について、はえぬきとつや姫を例とし、ケイ酸質資材が無施用区のイネは葉色の低下度が大きいこと、根に養分供給を担う下位葉の枯死率も大きいことについてグラフや図で示すとともに、葉色や出液速度についても説明を行いました。
次回は12/5です。八幡地区にて開催します。