12月5日 JA庄内みどり様【営農指導員新人研修⑥・合同研修(1~3年目研修)④】を行いました
午前の新人研修は「水稲収量調査」です。はじめに収量・収量構成要素、調査法について説明を行いました。産米に求められる条件は収量の安定的確保、高品質、良食味の3点セットが必須であること、これらがひとつでも欠けると収益性が減少してしまうことを述べました。次いで調査の目的とその方法について説明し、実習として籾を1次枝梗と2次枝梗に分け、それぞれの特徴について説明し、収量を求めるために必要な項目について解説を行いました。
午後は、営農指導員歴1年目から3年目の合同研修です。
「令和5年の稲作評価と対策」として、酒田市の7月から9月までの平均気温、最高・最低気温、日照時間などの気象データを示しました。さらに県内の酒田市以外の地域について、一等米比率のグラフを示し、説明を行いました。あわせて平均気温と最小湿度の関係について考察を述べました。また、品質低下した事例や低下の少ない事例を提示し、気象変動への対策をお知らせしました。
次回の新人研修➆は12/19です。品質調査やイネの一生、作況データ解析と評価について講義を行います。