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研修会

12月11日 土づくり研修会を行いました⑥(北平田地区)

第6回目となる土づくり研修会です。

『単収向上とコスト低減の両立のためのこれからの水田の土づくり~情報(スマート農業)を利用した「堆肥」利用戦略~』と題し、北平田コミュニティセンターにて開催しました。

はじめに令和5年の高温を受け、酒田市と県外8地域の気象条件を比較したグラフを示し、酒田市は日本で最も高温で経過した北陸4県と比較すると降雨回数や降雨量が少ないこと、最小湿度40%以下の回数が多いことなどから、乾燥条件が厳しく最も過酷な条件であったことを説明しました。

次いで参加者様から「今年は還元が多かった」という声があり、還元はイネや水田からのSOSであるとお話しし、アグリ革命などの酵素資材を散布することなどをお薦めしました。   また堆肥は水分割合で容積量が異なることから、水分割合が多いと容積量が多くなることを説明し、牛・豚・鶏堆肥の容積重のグラフを示しました。そして堆肥中の成分から肥料成分への換算法として、家畜堆肥の標準的な肥効率示し、家畜ごとの割合について解説を行いました。あわせて堆肥からの肥料成分計算法として、牛ふん堆肥を例とし、窒素、リン酸、カリの肥料成分量について計算を行いました。

最後に、堆肥を戦略的に利用することにより、コスト低減やみどりの食料戦略の展開につながることをお話ししました。