5月8日 東北農林専門職大学新規就農支援研修①を行いました
この研修は、山形県内で農業経営を目指す新規就農希望者を対象に農林大学校の教育研修制度と先進農業経営者の技術力及び試験研究機関の機能を活かし、就農に必要な実践技術と知識習得を支援する研修を実施し、創造性豊かな実践力のある新規就農者を確保・育成することを目的とするものです。弊社では「植物の生育環境」と「土壌肥料」について、5月から7月まで全6回を担当します。
1時限目の「植物の生育環境①」では、植物の生育環境の三要素(気象・土壌・生物)と病害発生の主因と要因、誘因についてそれぞれ説明を行いました。また作物の必須元素について、窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのそれぞれの役割や光合成の仕組みなどについて解説を行いました。
2時限目の「土壌肥料①」においては、現在の水田は㏗が5.5以下の要治療状態にあること、土づくりを進めるためには土の性格や健康状態を把握した上で進めていくことが重要であるとお伝えしました。そして、土壌分析データの中でも「変化しない項目」として、CEC、土性、リン酸吸収係数を挙げ、それぞれの意味や役割について説明しました。
参加者様はメモをとったりうなずいたりと熱心に受講されていました。