6月18日 JA庄内みどり様 営農指導員新人研修③と合同研修(3~4年目研修②)を行いました
今回のテーマは「中干し後の水管理」「追肥・穂肥診断」です。
はじめに「穂肥」とは穂が作られる期間に必要とする穂数と籾数の確保と維持を目的に行う追肥であること、主に窒素とカリウムを施用することを述べました。あわせて出穂20~25日前に必要とする穂数と籾数の確保を目的に施用する「幼穂形成期追肥」、出穂10~15日前に枝梗や籾の退化を防ぎ、籾がらの大きさ確保を目的とする「穂孕み期追肥」などがあることをお伝えしました。
午後の合同研修では、高温対策として高温に加え乾燥について留意していくことが必須であるとお話ししました。高温障害は白未熟粒や胴割粒などの品質低下や登熟歩合や千粒重の低下が懸念されることから、早期活着や初期生育の良化により、対策を講じていくことが重要であるとお伝えしました。
受講生様の感想として「直播栽培についてもっと勉強してみようと思った」「人工衛星センシングの留意点について理解できた」「中干しや還元は青田巡回で重要な指導要素なので、この研修で得た知識や技術を生産者に届けたい」などが寄せられました。
次回は7月30日です。生育後期管理や土づくりについて学んでいきます。