7月19日 JA庄内たがわ羽黒支所様にて講演を行いました
羽黒支所生産組合長会様主催の営農研修会にて「情報を活用した高温障害に打ち勝つための戦略~品質・収量向上とコスト低減のために~」としてお話をさせていただきました。
主催者様からのご要望により「高温対策プラス乾燥に負けない戦略」として、シンク能の適正化や還元リスク軽減、ケイ酸質資材施用、持続的窒素供給の4点を挙げました。そして対策として、早期活着やスタートダッシュ、排水対策や稲わら腐熟資材施用効果、受光態勢向上、クチクラ蒸散抑制、根の酸化力向上、下位葉や根活力維持などをお伝えしました。
次いでドローンセンシング画像から稲わら腐熟促進材を効果的に施用する方法としてピンポイント散布を挙げ、画像や写真などを用い解説を行いました。また、ケイ酸質資材とアグリ革命との併用により、還元の進行が緩やかになることや排水対策の一助となることをあわせてお伝えしました。さらに、増収プラスコスト低減が期待される情報利用による土づくり手法について説明を行いました。さらに腐熟資材を全面散布するのではなくピンポイントで施用することにより費用が1/5ですむこと、また土壌のPhによって製鋼スラグでの可変施肥が1/2ですむことなどお話ししました。このような工夫で昨今の肥料高騰を乗り切ってほしい旨お伝えしました。