7月25日~26日 ジェイカムアグリ株式会社様 【稲作の基礎】研修を行いました③
ポット苗での生育調査はすっかりお手のもの?受講生様は慣れた手つきで調査を進めていました。この1か月のイネの順調な生育ぶりに皆様は目を見張っていました。
次いで座学では、気象災害の種類として高温、低温、降水量、日照、強風、台風を挙げ、高温時には、呼吸増大による稲体の消耗や籾殻が小さくなり蓄積する炭水化物が減少する影響が出ることを説明しました。そこで対策として、ケイ酸施用などで地力増強を図ることをお薦めしました。
また「堆肥利用の戦略~肥料高騰時代に勝つ~」として、堆肥の有効活用によって減肥が可能であることをお話しし、堆肥の種類により含有率に幅があること、畜種によって成分量に特徴があることを説明し、堆肥成分から肥料成分への換算方法の流れをお知らせしました。
受講生様の感想として、「一次枝梗や二次枝梗の数や、穂の根元を見ることが大事だということを農家様にお伝えしたい」「品質評価について少しずつ理解が深まってきたことで、堆肥の種類による収量調査結果の捉え方ができるようになった」「気象災害はいつ起こっても不思議ではないので、担当エリアの作業時期やスケジュールをきちんと把握していこうと思った」などが寄せられました。
次回はいよいよ最終回です。9/25~9/27に行います。