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実績

研修会

8月6日 JA庄内みどり様 営農指導員(スマート農業利活用)研修②を行いました

今回のテーマは、スマート農業技術を活用した「側条プラス苗箱まかせ」による省力・低コスト・安定多収栽培技術です。

はじめに日本全国に高温登熟リスクが増大していることを挙げ、近年は活着期の遅延や栄養生長期間の短縮、最高分げつ期や出穂期の前進、高温の影響により収量や持久力、品質低下などが起こっていることを説明しました。そこで課題解決の栽培技術として、側状施肥のメリットは早い時期に耕起できることや乾土効果の利用により施肥量の調整が可能であることをお話ししました。

さらに苗箱まかせの特徴として、葉身への持続的な窒素供給が可能なこと、根の機能が維持できること、稈葉充実度が向上すること、登熟が良化することなどを挙げ、規模拡大への対応や肥料コストの節約、スタートダッシュや持久力の確保、還元リスク軽減などに寄与することを説明しました。

次いで実証圃場の生育調査データとして、品種ごとの試験区と対照区の草丈や茎数、乾物重などのデータを示し、試験区の茎は太く茎揃いも良好であった旨お伝えしました。

次回は12月3日です。「センシングによる診断と対策」について学んでいきます。