1. HOME
  2. 実績
  3. 実績紹介
  4. もっけ田農学校
  5. 9月11日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました⑫

WORKS

実績

もっけ田農学校

9月11日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました⑫

この日のテーマは「稲作総括」「良食味栽培のポイント」「倒伏イネの収穫」です。

はじめに、1961年~2024年の酒田市における日平均気温月平均値のグラフを示し、明らかに平均気温が上昇していることを述べ、ここから読み取れる水稲への影響として、育苗期間の苗質低下や施肥ロス、栄養生長期間短縮による出穂期の早期化などを挙げました。
あわせて品種ごとの年次別中干し開始評価や、令和3年から5年までの収量比較、令和5年の品種別一等米比率のデータを示し、多収システム導入により収益性向上に寄与することをお話ししました。

また、ケイ酸質肥料の効果を高める圃場管理として、田面の稲わらを均一にして移植後の根腐れを防ぐことや異常還元を進行させない中干しを実施すること、登熟期までに間断潅水を続けることが大切であることをお伝えしました。

受講生様の感想として、「日平均気温の推移対応について考えてみる」「課題を把握するため、圃場のスケッチをしてみる」「自分だけのマニュアルや技術戦略を作ってみようと思った」などが寄せられました。

次回は10月16日です。「経営規模拡大」についてお伝えしていきます。