はじめに水田における効果的な土づくり手法の提案のひとつとして堆肥施用を挙げ、地力向上「化学性(窒素リン酸カリウム)や物理性に有用であること、堆肥とケイ酸質資材のセットで豪雨被害圃場の地力回復対策になることなどお伝えしました。あわせて高温・日照不足対策にはケイ酸が必須であること、根づくりのため、還元対策も必須であることをお話ししました。

さらに、還元リスクが高い圃場には、サブソイラなどを用いた排水対策や鉄を含有する農力アップや転炉石灰などのケイ酸質資材の全面施用、圃場の㏗に応じて可変施用すること、また、全面施用ではなく、強還元域のみピンポイントでアグリ革命などの酵素資材を散布することをお薦めしました。

またドローンによるセンシング画像をお見せし、メリットとしては土づくりの優先順位を決定できること、圃場のバラツキの見える化ができること、施肥のムダ解消ができることなどをお伝えし、規模拡大や大区画圃場対策、作業管理のシステム化や合筆圃場の状態把握など様々な運用が可能であることをお伝えしました。

次回は11月14日です。酒田ひがし地区で開催します。