12月12日 山形県立置賜農業高校にて講演をさせていただきました
今回、次世代地域産業人材育成事業次世代分野研修の一環として「スマート農業」について2年生39名の生徒さんにお話をしてまいりました。
これは、生徒さんが社会や各産業の変化に対応し、山形県の次世代を担う高い志を持つ人材となれるようAI・IOT・ドローン・ロボティクス等次世代分野の社会的意義や役割について学ぶことを目的としています。
はじめに、農業従事者の減少や高齢化が進んでいること、耕作放棄地の拡大や大規模化を余儀なくされていること、地球温暖化の影響により気象災害が頻発していることを挙げました。このまま手をこまねいていては生産力低下や食料不足を招いてしまうことから、農業者を増やすこと、良い作物を多収する技術を広めること、一人一人が農業に関心を持つこと、そして現場で活用できるスマート農業技術についてお話ししました。
そしてスマート農業の効果や役割、ドローンセンシングや人工衛星の画像などを用いた具体的な活用事例についていくつかお示しするとともにスマート農業のメリットとデメリットについてそれぞれ説明を行いました。そして導入する際には導入コストや作業性などの費用対効果や、理解を深めて機械を活用することによって初めてスマート農業の効果が得られることをお話ししました。また、スマート農業を活用するのは生産者様であることから、スマート農業は人が主役でなければならないこと、これからを担う若い皆さんがどんどんアイディアを出して、スマート農業を進化させてほしいとお話ししました。