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実績

講演会

2月28日 酒田市生産組合協議会研修会にて講演を行いました

この研修は循環型農業に興味のある方、高温・還元対策やコストを節約して収量を上げたい方、スマート農業でできることを学びたい方、この機会にこれまでの営農を見直したいなど、令和7年の稲作に向けて有益な情報を得たいという皆様にお集まりいただきました。

演題は「土づくりを中心にした循環型農業×情報(データ)活用を中心にしたスマート農業」です。

はじめに平成21年から30年までと令和元年から3年までの地域別収量と一等米比率の推移グラフを示し、昨今は高温や乾燥、最低気温の上昇など様々な変化要因があることをお話ししました。例として、4月・5月の気温上昇は苗質低下や還元リスク拡大、肥料ロスなどの懸念があり、活着遅延につながることをお知らせしました。

あわせて稲作の現状は「透水性低下」「土壌強還元進行」「地力窒素量低下」「ケイ酸質資材施用量不足」などの四重苦であるとし、土づくりの重要性とその効果について事例とともに解説を行いました。またスマート農業について、導入する際にはメリットやデメリット、費用対効果などをしっかり考えること、稲作の課題は多様化、複雑化していることからスマート農業技術だけで、稲作の課題を解決することは難しいことをお伝えしました。

最後に講師から「収量に恵まれ、秋には皆様の笑顔でいっぱいになることを願っています。私はいつでもここにいます。一緒に頑張っていきましょうとエールを送りました。