この日のテーマは「情報を活用した営農戦略」です。
始めにイネを取り巻く昨今の状況について、食料安全保障や気象変動、肥料価格高騰などとともに説明を行いました。

次いで土づくりの状況と課題について、土壌分析実施圃場をもとに、施肥体系別にケイ酸質資、稲わら処理の有無ごとにスタートダッシュや持久力の項目ごとのデータを示しました。さらに、デジタル農業の手法として、センシング戦略やスマート農業連動型多筆管理などについてお伝えしました。

また、参加者様全員に土壌分析キットをお配りしました。稲刈り後に土壌を採取していただき12/1の最終回でデータとともにアドバイスを記載した処方箋をお渡しします。これをもとに各自で課題抽出を行い、次年度の営農戦略の参考にしていただきます。

次回は11/10です。「還元を起こさない圃場づくり」として、還元が起こるメカニズムや予防法、対策などについて研修を行います。