昨年7月に富山県砺波地区にてドローンセンシングによる営農指導について講演をさせていただきました。そのご縁で今回、高岡市にて講演をさせていただけることになりました。　参加者様はJAいみず野、JA高岡、JA氷見市の営農部所属職員様です。約60名の皆様にお集まりいただきました。

演題は「スマート農業(ドローンセンシング)を活用したこれからの戦略的営農指導のために」です。

はじめに、センシング画像は医療に例えるとレントゲン写真であること、非常に精度の高い評価ツールではあるが、レントゲン写真を診断し病気を特定し治療方針を決めることが目的であることをお話しし、センシング画像を診断・評価する人材の育成が最も重要であることをお伝えしました。

次いで、現在の稲作は気象や土壌問題、規模拡大などの変化要因が大きくなっているとして、これまでの暦日農業ではなく変化に柔軟に対応していくことが必須であるとお話ししました。

さらに人工衛星とドローンの特徴について述べ、それぞれを有効に活用する戦略について説明を行い、最後に「スマート農業はあくまで機械の進歩。大事なのは適切な判断を行ったりデータを活用する“人”である」ことをお伝えしました。