1月17日【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました⑫⑬
「稲作の基礎③」として、イネの一生とイネづくりの年間スケジュールの復習を行いました。またイネの基本は健苗づくり、すなわち“苗半作”であるとお話しし、その条件についていくつか紹介しました。また収量構成要素について、穂数、一穂籾数、登熟歩合、千粒重のうちどれが目標値に達していないのか知ることによって、改善策を考えることができる旨お伝えしました。
次いで「土壌肥料の基礎③」のまとめとして、還元の進んだ水田やイネの写真をお見せし、還元ストレスの原因と対策についてお話ししました。あわせて稲わらの腐熟促進方法について複数挙げ、その特徴と使用量、期待できる効果について解説を行いました。
受講生様の感想として「現場の農家のやり方を聞いて、教科書に載っていない育苗のコツを知ることができた」「たい肥とケイ酸のそれぞれの役割と活用法を知ったので、土づくりに活かしてみたい」「ほ場のカルテや土づくり実施シートを作ってみようと思った」などが寄せられました。
次回は1/31です。「畑作の基礎②」「病害虫の基礎①」について学習します。