1. HOME
  2. 実績
  3. 実績紹介
  4. 研修会
  5. 1月17日 鶴岡市様【令和6年度 有機農業×スマート農業公開講座】を行いました④

WORKS

実績

研修会

1月17日 鶴岡市様【令和6年度 有機農業×スマート農業公開講座】を行いました④

今回のテーマは「堆肥の利用戦略を考える」です。

はじめに「今、稲作で起きていること」として、地力低下や還元リスク、土壌物理性の悪化、苗質低下や土づくりの停滞、不適切な肥培管理に加え、農業従事者の減少や気象変動、規模拡大、肥料価格や飼料価格の高騰などを挙げました。

そこで克服すべき課題として「スタートダッシュ」「持久力」を挙げ、それぞれ初期生育の確保と生育後期の凋落抑制が重要であることをお話ししました。

次いで有機質肥料の特徴として、有機物の種類と含まれる炭素と窒素の比率の高低によって分解特性が決まることから、特性を理解して施肥設計を行うこと、ぼかし肥料のように肥料的な効果の高いものと、牛ふん堆肥や稲わら堆肥のような土づくりに効果的なものに分けられることなどをお伝えしました。

あわせて、堆肥の種類により成分の含有率には幅があること、畜種によって成分量に特徴があることをお話しし、堆肥成分から肥料成分への換算法について説明した後、例題として「牛ふん堆肥を現物1t/10a施用した場合の肥料成分量(㎏)」を示し、各自で計算を行っていただきました。

次回は2月7日です。「行動変容のための気づきと手法について考える」について学んでいきます。