この日の講義は、「直播②③」と「土壌分析実習」です。

はじめに、直播とは圃場に直接種子をまいて栽培する技術であること、移植栽培と比較すると約25％の労働時間の削減や、約10％の生産コスト低減効果が見込まれることをお話ししました。一方、技術習得の難しさや収量の不安定性、雑草管理の困難さ、初期投資の必要性などを挙げ、ご自分の営農計画と照らし合わせて冷静に判断して欲しい旨お話ししました。次は土壌分析実習です。ご自分の圃場から採取した土壌の㏗とECの測定を行いました。そして土壌分析データには変化しない項目としてCEC(陽イオン交換容量)は土の保肥力、

いわゆる地力のことでCEC値が高いほど地力が高いこと、これにあわせて窒素施肥量や中干し時期を決めることが重要であることをお話ししました。

受講生様の感想として「直播の講義を受けて、メリットとデメリットを知った」「日較差のデータを営農に活かしていく」「自分の圃場の㏗を把握できたので良かった」などが寄せられました。

次回は2月5日です。「環境保全型農業」について学んでいきます。