1月30日 関東農産様主催「第17回土づくり研究会」にて講演を行いました
演題は「暑さに強いイネを育てるための土づくり勉強会 ~稲作の現場で今何が起こっているのか~」です。
会場である那須町文化センターには、栃木県内はもとより青森県や福島県、長野県、千葉県などから生産者様や企業の方など100名余りの方においでいただきました。
はじめに現在の稲作の課題として、異常気象や基本技術の省略、生産体制の変化、土壌問題などにより収量や品質低下、バラツキ拡大などの変化要因が大きくなっていること、これからは生産者様の意識や営農のフルモデルチェンジが必要であることをお話ししました。
そこで高温プラス乾燥リスク常態化への戦略として、根の吸水能の向上や還元抑制、登熟根と作土層の確保、ケイ酸質資材施用などを挙げ、事例をもとに解説を行いました。
参加者様はうなずいたり、メモを取ったり相槌を打ったりと熱心にご聴講くださいました。また講演終了後には「ケイ酸質資材施用は春でもいいのか」「アグリ革命は全面に散布した方が良いのか」「ドローンの活用法は」など質問が相次ぎ、20分間を超える活発な質疑応答となりました。