村山市認定農業者連絡協議会様では、活力ある地域づくりと魅力ある農業経営を図ることを目的に年に一度勉強会を開催されているとのことです。

今回は「米と大豆におけるスマート農業及び肥料高騰対策」について講演をさせていただきました。

はじめに、最近の稲作は気象変動や規模拡大、農業従事者の減少や肥料価格の高騰などから、収量や品質の低下、圃場間・圃場内のバラツキが拡大している傾向が多く見受けられることをお話ししました。そして、それらの解決法の対策として「土づくり」という原点に立ち返ること、根を丈夫にすること、スマート農業で得られる情報を有効利用することなどを図やデータとともにお示しし、解説を行いました。
あわせて還元の起こるメカニズムや、還元リスクを軽減するための対策、鐵鋼スラグ肥料を施用した際の効果などについてグラフや写真などを用い説明を行いました。

質問応答では、土づくりや欠株、中干しのタイミングなど、多岐にわたる質問をいただきました。また、講演終了後も皆様が次々に集まってくださり、質問の列ができていました。
会長さんから次はぜひ皆で酒田に伺います、とのお言葉をいただき、嬉しい気持ちで帰途についたのでした。