1月8日 【第二期酒田もっけ田農学校】実習を行いました後期⑨⑩
この日のテーマは「稲作評価、解析と次年度戦略①②」「情報利用」です。
はじめに、収量や品質低下、圃場間・圃場内のバラツキが拡大していることから、初期生育確保(スタートダッシュ)と生育後期の凋落抑制(持久力)が課題であることをお伝えしました。そこで、苗質向上や還元リスク軽減のための土づくり、秋耕、適期中干しが必須であるとして、今一度基本技術の見直しを行うことをお薦めしました。
次いでスマート農業の活用戦略として、現状は機械などの「もの」が先行していることから、これからの戦略は生産者が営農に役立つ先端技術を見極め、どのように使いこなすかの判断が重要になってくること、スマート農業のメリットとデメリットをしっかり把握し、ご自分の営農にあったものを導入することが重要であるとして、大事なのはしっかり判断できる「ひと」であることをお伝えしました。
受講生様の感想として「4月の気温が高くなってきているので、それに合わせて播種や移植を検討する」「いただいた資料(米作りのコツ)を熟読して令和7年の稲作に向かう」「ドローンセンシングを課題解決のひとつとする」などが寄せられました。
次回は1月15日です。「多収栽培」についてお伝えしていきます。