10月25日 土づくり研修会を行いました① そでうら地区
酒田市では特別栽培と有機農業との間に新たな段階を設け、将来的に有機農業へ移行するハードルを下げる活動を推進しています。その一環として令和6年度、酒田市内7地区を会場とし、将来にわたる有機農業の意識啓発を目的として研修を行うこととなりました。全7回開催し、今回が1回目です。
『単収向上とコスト低減両立のためのこれからの水田の土づくり~情報(スマート農業)を利用した「堆肥」利用戦略~』と題し、常態化する課題として、高温・乾燥などの気象、規模拡大、肥料高騰、地力低下、還元リスク増大、担い手不足、基本技術の省略などを挙げ、これらは収量・品質低下を招いてしまうことをお話ししました。
そして今後、売り上げの向上やコスト低減課題を解決するための戦略として、土づくりや苗づくり、水管理などの基本技術の励行や、スマート農業から得られるデータ活用術として、蓄積したデータをPDCAサイクルにあてはめた応用、どこに問題点があったかを抽出し改善へと導く手法、機械化や作業精度などの作業効率の見直しなどを挙げ、具体的事例についていくつか紹介しました。
次回は11月5日に酒田きた地区で開催します。