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実績

もっけ田農学校

11月13日 【第二期酒田もっけ田農学校】実習を行いました後期⑤⑥

前回に引き続き「水稲品質調査」です。品質調査の目的は、品質の善し悪しの評価や要因解析を行うことで次年度に向けた改善計画を策定できることです。

そして、完全米とは登熟が正常に行われ完璧な粒型となったものであること、乳白粒や心白粒、腹白粒、背白粒、基部未熟粒などは、デンプン蓄積に異常のあった時期を反映していることをお話ししました。そのほかの未熟粒についても写真や特徴、要因などを示しながら説明を行いました。

次に行った品質判定実習は、まず目視で着色粒、死米、被害粒、未熟粒を仕分け、残った整粒を穀粒判別器で分析を行います。その後、測定値の解説と各品質項目についてお話ししました。また、品質に影響を及ぼす気象要因として高温障害を挙げ、白未熟粒や胴割粒、登熟歩合や千粒重の低下を招いてしまうことから、出穂期の適正化や根量確保、地力向上、適期刈り取りなどの対策についてお伝えしました。

受講生様の感想として「堆肥肥効率の計算を今後活用していきたい」「品質調査をやってみて自分の米のできを確認することができた」「未熟粒を出さないためにケイ酸を施用して健康な土を作りたい」などが寄せられました。

次回は11月20日です。「経営規模拡大③④」についてお伝えしていきます。