11月19日 JA庄内みどり様 営農指導員新人研修⑤を行いました
はじめに復習としてこれまで学んだことについて振り返りを行いました。「生育ステージを知る」では、イネの生育スタートは移植時ではなく活着した時点であること、イネがどのステージにあるかをきちんと把握すること、移植から活着まではイネを守るため深水管理とすることなどお話ししました。
次いで、産米に求められる条件や稲作における課題や収量・品質・食味調査の目的などをお伝えした後、収量構成要素による収量調査実習を行いました。まず、平均株の1株の穂を穂首節の下で切り取り、穂数を数え記録した後、1次枝梗籾と2次枝梗籾に分けて籾を外しのげを取り除き、それぞれの籾数を粒数カウンターで数えます。 その後、精玄米粒数歩合、精玄米1粒重を算出します。細かい作業ですが、受講生様は集中して取り組んでいました。
受講生様の感想として「農家さんの苗づくりや米づくりのモチベーションアップのためにできることは何かということを考えさせられた」「収量や品質調査を営農に活かしていきたい」「気象要件からみた低収要因について深掘りしてみたい」などが寄せられました。
次回は12月10日です。作況データ解析と評価について学んでいきます。