11月22日 土づくり研修会を行いました①(酒田きた地区)
酒田市では特別栽培と有機農業との間に新たな段階を設け、将来的に有機農業へ移行するハードルを下げる活動を推進しています。その一環として令和5年度に酒田市内7地区を会場とし、将来にわたる有機農業の意識啓発を目的として研修を行うこととなりました。全7回で今回が1回目です。
『単収向上とコスト低減の両立のためのこれからの水田の土づくり~情報(スマート農業)を利用した「堆肥」利用戦略~』と題し、はじめに令和5年の高温を受け、酒田市と他の地域(福井市、金沢市、富山市、新潟市)の8月における気象条件を比較したデータを示しました。そして降雨量や降雨回数、平均気温、最高気温、最低気温、最小湿度、日照時間などのデータから、酒田市の気象条件が日本で最も過酷であったことを説明しました。
また、白未熟粒や胴割れ、茶米、斑点米などの品質低下が多く見受けられたことから、写真とともに発生場所から原因の特定をお話ししたり、発生しやすい気候の状態について解説を行いました。
次回は11/24に酒田みなみ地区で行います。