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実績

講演会

11月28日 JA山口県様 土づくり推進大会にて講演いたしました

このたびJA山口県様から、土づくりから山口米の収量・品質向上に向けた取り組みについてお話しして欲しいとのご依頼を受け、「情報を活用した高温障害に打ち勝つための戦略 ~品質・収量向上とコスト低減のために~」として山口市で講演をさせていただきました。
山口県内から生産者様、全農様、JA職員様など約100名にお集まりいただきました。

はじめに開催場所である山口市の1966年から現在までの日平均気温及び最低気温の月平均値の推移を示しました。そして最低気温が上昇傾向にあること、高温が水稲へ与える影響として、4月の育苗期間では苗質低下、6月7月の高温は出穂期が早期化し、栄養生長期間の短縮となることなどをお話ししました。あわせて空気の乾燥程度を示す「飽差」について、山口市における過去10年間の8月の飽差の高い年次をグラフで示し、高温だけではなく乾燥リスクについても考慮していく必要があることをお伝えしました。
また乾燥対策として還元を抑制すること、登熟根を確保することなどをお伝えし、稲体からの水分ロスを軽減させるため、ケイ酸質資材の施用が必須であることをお話ししました。

参加者様は深くうなずいたり、時折メモを取りながら真剣に聞いてくださいました。講演終了後には質問もしていただき、活発な質疑応答となりました。