11月7日 スマートオーガニック圃場の「雪若丸」試食会を行いました
これは今年度、酒田市様からの委託事業「化学合成肥料の使用低減に係る実証業務」について、弊社で分析調査・栽培指導を担当したものです。
この業務の目的は、堆肥や牛尿液肥施用が主食用米水稲に及ぼす影響についてスマート農業を活用して分析しその結果を活用して、化学合成肥料を用いない栽培方法を検討していくことです。
このたび無事に収穫の時を迎え、関係者の皆様が一堂に会し試食会を行いました。参加者様は、酒田市農政課様、酒田農業技術普及課様、株式会社鳥海高原デーリィファーム様、株式会社和農日向様、米米飯株式会社様からで、総勢23名となりました。
試食は慣行区2つと試験区3つの比較です。それぞれ香り、外観、炊飯光沢、粘り、味、総合評価の項目で評価していきます。参加者様は真剣な様子で皿と向き合い「試験区は光沢が良く粘りがあった」「総合的には慣行と試験区の差がないように感じた」「試験区の甘みが高めで美味しい」など評価を行いました。
研修では試験区と慣行区のデータについてお知らせするとともに、7月の豪雨で冠水したイネの受けたダメージ、豪雨後の高温・日照不足により稲体の体力のリカバリーができなかったことなどをお話ししました。しかし、このような状況でも収穫まで頑張っていただいたことに対し、関係者様に感謝の意を表しました。