12月11日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました後期⑦⑧
今回のテーマは「情報利用による実践手法」「ケイ酸窒素の効果」「つや姫チェックポイント」「土づくり戦略」「高温気象への予測と対応」です。
はじめに、コストを最小化し最大の効果を得るには、圃場ごとの土壌状態と作業状況に合わせた対策を考え、実行することが重要であるとお伝えし、そのためには課題をしっかり把握、原因を究明、対策実行、検証を行うことが重要であるとお話ししました。
例として、土づくりは過去5年間ケイ酸質資材を施用していない圃場あるいは㏗5.5以下の圃場から行うなど、メリハリをつけていくこと、還元についても全面施用ではなく、還元の強い圃場や水口部分のみに行うなどこれまでの営農からのバージョンアップを図ることをお薦めしました。
あわせてケイ酸の効果として単葉の光合成促進や下位葉の老化防止があることや吸水能向上などの役割があることをお知らせしました。
受講生様の感想として「高温気象への備えを進めていこうと思った」「側条施肥プラス苗箱まかせがコスト削減や増収につながることを知った」「ケイ酸効果について理解が深まった」などが寄せられました。
次回は12月18日です。1期生と合同で「令和6年の稲作評価と圃場カルテ評価」を行います。