12月2日 JA庄内みどり様 営農指導員(スマート農業利活用)研修③を行いました
この日のテーマは「センシングによる診断と対応」です。
はじめに現在の稲作の課題として、気象や生産体制、土壌問題などの変化要因が大きいこと、変化に対応できないと肥料ロスや還元リスク拡大、苗質低下などのスタートダッシュ不良や、葉色低下、枯れ上がり、後期凋落などの持久力低下を招いてしまうことをお話ししました。そこで高温に加え、乾燥リスクなども常態化している現在、乾燥に強いイネづくりへのモデルチェンジが必要であること、ケイ酸を含むケイ酸質資材施用が必須であることをお伝えしました。
さらに課題解決に必要な戦略としてドローンセンシングを挙げ、メリットとして圃場のバラツキの見える化や土づくりの優先順位決定、施肥のムダ解消ができることなどお知らせしました。また、作業管理のシステム化や合筆圃場の状態把握なども可能であることをお知伝えしました。
次いで事例として圃場のセンシング画像を示し、青色は還元による生育抑制域であること、黄色はスラグ施用やアグリ革命を散布した場所であることをお見せし、可視化できることから農家様への説明も効果があることをお話ししました。
次回は12月24日です。「情報を利用した営農指導とは」についてお伝えしていきます。