12月5日 「土とスマート農業のはなし」アンコール講演会を開催しました
これは、今年の7月から8月にかけて酒田16地区において開催した「土とスマート農業のはなし」で、参加できなかった方がいらした地区を対象に行ったアンコール講演会です。
前半では「ひとが主役のスマート農業」として、農業を取り巻く状況は、異常気象による生産不安定化や規模拡大や大区画圃場、農業従事者の高齢化や減少などがあり、厳しい状況ではありますが、これを変革のチャンスと捉え、スマート農業を活用することにより効率的な多筆管理を行うことやスマート農業情報を営農の予測対応に利用するなど、具体的な事例とともにお示ししました。
後半では「堆肥利用の戦略~肥料高騰時代に勝つ~」として、昨今の肥料高騰時代を乗り切る戦略として、堆肥を有効活用することがキーになること、そのためには堆肥を知ることや堆肥の成分を計算すること、水田へ施用するリン酸、カリウムを減肥することなどを挙げました。併せて有機物の役割についてお伝えし、自圃場の土壌状態を把握し、施肥ロスのない効果的な肥培管理を行うことをお薦めしました。
講演会終了後にはご質問をいただき、講演では伝えきれなかった細かな点についてお話しすると、笑顔で帰っていかれた参加者様の姿が印象的でした。