12月5日 土づくり研修会を行いました③(八幡地区)
第3回目となる土づくり研修会です。
『単収向上とコスト低減の両立のためのこれからの水田の土づくり~情報(スマート農業)を利用した「堆肥」利用戦略~』と題し、観音寺コミュニティセンターにて開催しました。
はじめに、令和5年は高温の影響により品質低下が多く見受けられたことから、品質についてお話ししました。例として高温時は白未熟粒が出やすいことを挙げ、白粒発生の場所から原因を考えることが可能であるとして、ご自分の米の状態が、乳白、腹白、背白、基部未熟のどの状態であるかを振り返っていただき、それぞれ該当する時期に高温や稲体の凋落、葉色低下や根活力低下につながったのではとお伝えしました。また、昨今は基部未熟が増えていることから、耕起凋落や千粒重が軽いなどのやせ米になったとの報告があることをお話ししました。
あわせて胴割れや茶米、斑点米などについて写真を示し、胴割れの原因について降雨や晴天などにより水分の吸収や放出が急激に生じることから起きること、あるいは出穂後10日間の最高気温が高かったことや登熟期の葉色が淡いと発生しやすいことなどをお話ししました。
次回は12/6です。松山地区にて開催します。