12月10日 JA庄内みどり様 営農指導員新人研修⑥を行いました
今回のテーマは「食味評価法」と「生育ステージ」です。
はじめに食味評価の目的や評価法、食味試験の流れについて説明を行いました。そして食味の良いお米とは、整流歩合の高いお米であること、精米中のタンパク質含有率が7.5%以下であることをお伝えしました。
あわせて食味向上視点からの窒素追肥時期について追肥時期と精米タンパク質含有率との関係グラフをお見せし、多すぎる追肥窒素は草型の悪化、根活力低下、登熟不良につながることをお話ししました。
また復習として、イネの重要な生育ステージは活着期、有効分げつ期、最高分げつ期、幼穂形成期、穂孕み期、登熟期であるとして、それぞれの役割と目的についてグラフや写真とともに解説を行いました。
受講生様の感想として「課題解決の実践手法について活用してみたい」「低コストで安定収入を目指した次世代型の農業について生産者様に提案してみようと思う」「栽植密度や活着について今一度見直してみる」などが寄せられました。
次回は12月20日に行います。「多収栽培技術」「気象災害対応技術」「令和6年の稲作評価と対策」についてお伝えしていきます。