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実績

研修会

12月19日 JA庄内みどり様「営農指導員新人研修」を行いました

本日の講義は「スマート農業」と「稲作総括」です。

はじめにスマート農業を導入する前に、水田の現状や稲作の実態や課題を把握することが重要であること、近年の稲作は気象変動や土づくりの省略や地力の低下など様々に変化していることから、スマート農業とはあくまで道具の進歩であり、一番大事なことは、利用する生産者様の視点であることをお話ししました。さらにスマート農業のツールとして、直線キープ田植え機や収量コンバイン、農業用ドローン、アシストスーツなど、それぞれのメリットと課題点について解説を行いました。
あわせてスマート農業による課題解決の事例をお見せし、各自が抱える問題点によって様々な選択肢があることをお伝えしました。

次に稲作の総括として、令和4年8月から9月の気象と作柄の関係について過去10年間のデータとともにお示ししました。特徴として、作況が低い年次は高温・低温・日照不足・強風・フェーンのうち4つ以上が該当していること、日照不足が長期間に渡った場合、作況は低い傾向にあることを説明しました。

受講生様の感想として、「スマート農業は課題解決の糸口に過ぎず、担い手による基本技術の育成が重要」「ケイ酸効果で還元に負けない根を作る」「phとスケッチを活用し、圃場ごとの施肥量の見直しを提案してみようと思う」などが寄せられました。

次回は12/26です。「令和4年稲作の振り返り」と「作況データ解析と評価」です。