1月16日 JA庄内みどり様【営農指導員新人研修⑧・合同研修(1~3年目研修)⑤】を行いました
令和5年度の本研修は今回で最終回です。午前の新人研修は「復習②」としてこれまで学んだことの振り返りを行いました。
はえぬきを例にして各生育ステージでの調査や作業、収量構成要素から考える営農戦略や水田断面の構造、肥料三要素、病害、除草剤の効果的な使用についてお話ししました。あわせて「フィールド調査法」として、調査を行う目的や留意点や留意事項、移植時や有効分げつ期、幼穂形成期の調査ポイントについてお伝えしました。
午後は営農指導員歴1年目から3年目の合同研修です。
「現場における土づくりのノウハウ」として、現場における土づくり普及指導のポイントについて土壌㏗とCECによる土づくり優先度の簡易診断を様々な事例とともに提案を行いました。あわせて土づくり推進のため要点として、費用対効果や農家による意思決定、取組み推進に向けた体制作りや資材の選択などを挙げました。次いで「次年度の戦略」として令和5年の高温及び乾燥評価と一等米比率との関係や平均気温とともに高温指標のグラフを示し解説を行いました。また葉色別収量及び品質について、ケイ酸質資材(スラグ)やアグリ革命無施用区は葉色低下が大きかったことなどデータを用いて説明しました。
最後に講師から「令和5年の酒田の気象はとても過酷だったが、皆さんのご尽力で収量をきちんと確保できた方も多い。これからも農家さんのために一緒に頑張っていきましょう」とエールを送りました。