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2月18日 本楯ブランド米Sanzyu研究会にて勉強会を行いました

はじめに、令和6年の気象条件からみた低収要因として4月から5月の平均気温の上昇を挙げ、従来どおりの育苗期間では苗の生育が進みやすく老化苗など苗質低下となってしまうことをお話ししました。

また、施肥日から入水日までの平均気温の上昇により施肥ロスの可能性があること、入水日から移植日までの気温上昇では還元の進行による初期生育不良などの可能性があることをお伝えしました。さらに水田の中干し延長によるメタン発生量の削減について触れ、全国9か所で行った事例や懸念事項について説明し、しっかり見極めてほしい旨説明しました。あわせてマイコス米について解説を行い、長所と弱点を科学的に考えて導入するようにお話ししました。

最後に高温条件下での水稲における苗箱まかせのメリットについて、窒素利用率が高いことから施肥量を減らしても収量確保が可能であること、高温条件下において持続的少量窒素供給が可能で稲体の光合成能力を維持できること、側条施肥プラス苗箱まかせの利用により耕起の早期化や施肥ロスがなくなること、メタンの発生量を抑制することなど挙げました。

参加者様は令和6年のイネの振り返りを行い、令和7年の稲作に活かすべく、活発な情報交換を行っていました。