令和6年11月から行ってきた本研修も今回でいよいよ最終回です。

今回のテーマは「情報(スマート・デジタル農業)を活用した営農戦略を考える」です。

はじめにスマート農業には、機械や設備などの「ハード面」と情報利用や普及研修などの「ソフト面」があることをお知らせし、昨今、稲作の課題は多様化・複雑化していること、気象やコスト高騰、担い手不足、規模拡大など、変化要因が増大していることをお伝えし、スマート農業を導入する際はメリットやデメリットも含め、ご自分の営農に本当に必要かどうかしっかり見極めることが重要であることをお話ししました。
次いで「ドローンセンシングでできること」の一部として、圃場間・補助内の生育・収量のバラツキ把握や収量予測、生育調査、バラツキマップからの可変施肥対応を挙げ、効果として短時間で圃場全体を把握できること、労働力やコスト低減、バラツキや生育ムラを減らし、品質・収量の安定化が期待できることなどお知らせし、具体的な事例とともに解説を行いました。

最後に令和7年の稲作に向けた「予測と対応」として、天気予報からの予測方法をいくつかお伝えし「日本の食を担っているのは皆さんです。困ったことがあったらいつでも連絡をください。一緒に考えていきましょう」とエールを送りました。