2月25日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました後期⑲⑳
今回のテーマは「有機水稲から学ぶ」です。
はじめに「みどりの食料システム戦略」と「SDGsの目標2,9,13」「環境保全型農業」について説明を行いました。次いで耕畜連携を進めるためには、堆肥の需要調整や良質の堆肥製造、コストなど、耕種農家と畜産農家の協調やミスマッチ解消が必要である旨お話ししました。
あわせてペレット堆肥のメリットや、農耕地からの温室効果ガス発生抑制技術についてお知らせしました。
さらに有機栽培の特徴として、窒素、リン酸などの土壌肥沃度が高いことや高温年次は生育が増大することを挙げ、㎡当たり籾数が少なく地力が高いことやシンクに対してソースが多い栽培体系であること、高温障害に対して抵抗性を有する可能性があることをお伝えしました。
受講生様の感想として「圃場のリフレッシュに堆肥を入れてみる」「有機農業から学べる多収技術について慣行でも活用したい」「スタートダッシュから茎数調節を行い、過剰にならないように留意していきたい」などが寄せられました。
次回は3月5日です。「田畑輪換」について学んでいきます。講義の前半には株式会社石井製作所の石井社長からお話をしていただきます。