この日の講義は「田畑輪換①」です。

はじめに、田畑輪換とは水田と畑を数年おきに交換利用することであること、地力の維持増進や連作障害回避などの効果があることを説明しました。また、水田土壌と畑土壌の違いは、酸素の有無と関連する土の中の物質変化であることをお伝えしました。さらに地力向上のためには、腐熟の進んだ有機物を施用すること、稲作ではケイ酸資材を適宜投入すること、大豆作では石灰及びリン酸資材の所要量を施用することにより効果が期待できることや、大豆多収戦略についてそのポイントや栽培上の課題などについて解説を行いました。

受講生様の感想として、「経営的に田畑輪換を考えてみようと思った」「ケイ酸を活用して強い葉っぱを作りたい」「水田や畑の土地利用の数値的差に驚いた」「大豆の多収を目指したい」などが挙げられました。

次回は3/1です。「先輩に学ぶ」として、本楯地区の小野貴之さんと飯塚卓矢さんを講師にお迎えします。どのようなお話が聞けるのか楽しみですね。