2月9日 【令和4年度 食と農のビジネス塾】にて講義を行いました
「食と農のビジネス塾」とは、地域定住農業者育成コンソーシアムの農業を志す若手農業者に対し自立に向け総合的な機能で支援し、地域定住につなげ、農業の発展と地域経済の振興を図ることを目的とし、優れた経営感覚と販売ノウハウを養成するために開講したもので今年で7年目になるものです。
藤井の担当は「稲作の栽培管理」です。
はじめに農業を取り巻く状況として、世界の人口増加、地球温暖化、穀物や肥料需要の高まり、農業従事者の減少、異常気象による生産不安定化、飼料価格の高騰、規模拡大・大区画圃場の増加、土壌劣化などを挙げました。
それらの一助として、水田の機能を最大限に活用することやスマート農業から得られるデータの利活用など、水田をフル活用することの効果について説明しました。あわせて、稲作が抱えている問題点を示し、現状を打破するための対策や予測を含めた戦略をお伝えしました。また、スマート農業についてはその本質と戦略をソフトとハードに分けて解説し、導入の際には費用対効果をしっかりと意識することをお話ししました。
最後に「これからの日本の農業を築いていくのは皆さんです。こころから応援しています」と熱いエールを送ったのでした。