2月26日 営農集団等地域リーダー研修会にて講演を行いました
この研修会は、地域農業経営の中心であるJAにしみの営農連絡協議会の会員様や地域の担い手様が一堂に会し、水田農業のあるべき姿の実現に向け、組織の在り方や効率的かつ安定的な経営方策の研究と連携を深め、売れる農産物づくりと西美濃ブランドの確立を目指すために開催されました。会場には約250名の方がおいでになりました。
演題を「情報を活用した高温障害に打ち勝つための戦略~品質・収量向上とコスト低減のために~」として、常態化するリスクや変化要因に対応したモデルチェンジが必要であるとお話ししました。
そして岐阜市の過去50年間の平均気温や最低気温、日照時間の月平均値の推移をお見せし、高温障害が懸念される23℃以上が出現していること、最低気温の上昇によりイネの呼吸が促進し消耗してしまうため、千粒重の低下を招いてしまうことをお伝えしました。次いで高温プラス乾燥リスクの常態化に備え、乾燥に強い稲づくりについて具体的事例とともに説明を行いました。
当日は旨い米コンクールや米多収コンテスト、大垣養老高校「れんげ米ハツシモ」研究発表、TACの研究報告、米穀情勢報告などが行われ、発表された方がそれぞれ熱い思いを持って稲作に取り組んでおられるという印象を受け、とても頼もしく感じました。