3月1日 岐阜県スマート農業推進セミナーにて基調講演を行いました
このセミナーは、岐阜県と全国農業協同組合連合会、岐阜県本部の共催で、現地会場およびZOOMウェビナーによるハイブリッド開催で行われました。
演題を「スマート農業(センシング)を活用したこれからの戦略」として、スマート農業にはハードとソフトの両面があり、ハードとは作業用ツールを指し、機械の導入により作業時間の短縮や効率化に寄与すること、ソフトとは画像の診断やAI解析などで、人間が判断するものであるとお話ししました。
そこでドローンセンシング画像からできることとして、土づくりの優先順位を決定できること、バラツキを見える化できること、施肥ムダを解消できることなどを挙げました。あわせて、作業管理のシステム化や合筆圃場の状態を把握することも可能であることをお伝えしました。
さらに、圃場間のバラツキが拡大していることを示すデータや、画像による圃場ランキング事例、流し込み肥料を散布した画像からの気づきと対策や、カルテによる情報連動型肥培管理、情報連動型土づくりなどについて説明を行いました。
最後に「スマート農業は魔法のツールではない。いくら機械が進歩してもそれを使うのは人間。スマート農業の主役は“人”であるという意識が大事」とお伝えしました。