3月12日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました後期㉓㉔
今回の前半は「質問に答える」です。受講生様からこれまでにいただいた質問についてお答えしていきます。はじめに「直播の点播、条播、散播のメリットは何か」「ネズミ穴の見回りするタイミングは」「ペレット化している堆肥としていない堆肥では、有効利用率やC/N比は違ってくるのか」「米ぬかを田んぼに撒くとそのような効果が得られるのか」などについて写真やデータを示し、解説を行いました。
また「窒素の形態」について窒素無機化や窒素固定など、窒素の動きに関する用語について説明を行うとともに、田畑輪換や復元田の土壌状態について説明を行いました。
後半は「先輩に学ぶ」です。講師は本楯地区の小野貴之さんです。
自己紹介の後、事前にお送りしていた受講生様からの約20件もの多岐に渡る質問についてご自分の知見を惜しげもなく披露してくださいました。特に教科書には載っていない現場の農家様ならではの技術について、受講生様は感心しきりでした。
最後に小野さんから「農作業は孤独だけど、その思いを共有できる仲間をつくろう。苦労を語れる農業人を目指そう」という力強いメッセージをいただきました。
受講生様の感想として「苗箱まかせをやるつもりだったので小野さんの事例が参考になった」「これまで水管理についてあまり意識してこなかったが、今後は気象予報をしっかり確認する」「育苗時の徒長に気をつけようと思った」などが寄せられました。
次回3月26日はいよいよ最終回です。前半に講義を行った後、閉講式を挙行します。