6月19日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました(後期)④
この日の講義は「生育診断と中干し」「大豆栽培管理」「肥料ロス」です。
はじめに作溝の効果として、作溝を行った圃場と行っていない圃場の水管理の違いについてイラストで示し説明を行いました。また中干しの目的として、水田土壌中に酸素を送ること、適正な生育に調節すること、土壌を乾かすことにより土壌が固くしまり秋の収穫作業がしやすくなることを挙げました。あわせて中干しの開始時期や中干し後のイネの生育チェックポイントについて写真と共にお伝えしました。
さらに葉身による栄養状態の診断のフローチャートや、「圃場診断スケッチ」として還元発生個所がわかるように圃場ごとの記入方法について解説を行いました。
受講生様からの感想として「自分の苗の植え付け本数と植え付け深をしっかり確認し、来年の田植え機の設定に反映させていく」「肥料ロスがないように、苗箱まかせプラス側条でやってみようと思う」「作溝のメリットを理解した。ヒビの程度まで意識していなかったので大ヒビが出ないよう水田に気を配っていきたい」などが寄せられました。
次回は6/24です。「最高分げつ期・生育中期管理」「高温対策」「根のおはなし」「経営戦略」について学んでいきます。