この日の講義は「初期分げつ期」「生育初期管理」「雑草と防除方法の基礎知識」です。

はじめに収量目標・生育指標の説明として、収量を求める式は㎡穂数×1穂籾穂数×精玄米粒数歩合×１粒重であることを説明し、例として、はえぬきとつや姫の収量目標を示しました。あわせてチェックポイントとして、㎡茎数が移植時の約3倍になる時期(6.8～7葉期)や穂数と同じ茎数になる時期(8.5葉期)、中干し開始診断時期(7.5葉期)などについて補足説明を行いました。次いで雑草の講義では、雑草は直接的・間接的に様々な雑草害で不利益を及ぼすこと、防除の目的は雑草害を防ぎ、作物の生産性を向上させて利益を上げること、さらに防除方法の選択、雑草の特徴や特性、除草剤について説明を行いました。

受講生様の感想として、「中干し適期の評価法について活用していきたい」「実際に生育調査をやってみて苗の見方が分かった」「雑草の見極め、判別ができそうだと思った」「前回分かりにくかった3号、4号、5号分げつについて理解が深まった」などが寄せられました。

次は6/12です。本楯地区にて現地視察を行います。