6月24日 【第二期酒田もっけ田農学校】講義を行いました(後期)⑤
今回のテーマは「最高分げつ期・生育中期管理~水管理・病害虫~」「高温対策(高温プラス乾燥)」「これからの経営戦略」です。
はじめに作溝と中干しについて説明し、中干し後の水管理や間断潅水、飽水管理についてイラストとともに解説を行いました。また、最高分げつ期を過ぎると栄養生長から生殖生長への転換期となることから、留意すべき点についていくつかお伝えしました。また高温や乾燥に負けない戦略として、早期活着によるシンク能の適正化、排水対策や稲わら腐熟促進材施用などにより還元リスクの軽減、ケイ酸質資材施用により受光態勢が向上することやクチクラ蒸散の抑制効果が期待できることなどをお話ししました。
受講生様の感想として、「高温傾向で出穂期が早まっているので、暦日でなく葉数で確認していく」「穂孕み時期の重要性を学んだので、田んぼに行って葉色をみて対応するようにしたい」「経営戦略としていくつか教えてもらった中から、まず収量を上げることから始めてみようと思う」などが寄せられました。
次回は7月3日です。「還元対策」「土づくり」「次世代型稲作」について学んでいきます。