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実績

研修会

6月6日 東北農林専門職大学新規就農支援研修②を行いました

1時限目の「植物の生育環境」では、温室効果ガスの原因となるメタンや一酸化二窒素について説明を行いました。あわせて硝酸態窒素による水質汚染の影響について解説を行い、農耕地からの温室効果ガス発生抑制技術についてお伝えしました。また、水稲2大病害としていもち病と紋枯病について挙げ、発生生態や増加要因について解説を行いました。

さらに、“養分吸収に影響する要素”として、温度、土壌水分、土壌㏗、土壌通気性、光などを挙げ、土壌㏗についてイネの生育には5.5~6.5が適していること、多くても少なくても根の生理機能の低下や養分の化学的変化により吸収しにくくなることをお話ししました。

2時限目の「土壌肥料」では、肥料の分類として、肥効の発現様式によるものには速効性肥料と緩効性肥料、被覆肥料があること、主成分の種類による分類として窒素質肥料、カリ質肥料、リン酸質肥料を挙げ、それぞれの特徴について説明を行いました。
また、肥料高騰時代の戦略として堆肥を挙げ、有効活用するためには堆肥を知ることや成分計算をすることをお薦めし、堆肥中の成分から肥料成分への換算方法についてお伝えしました。

次回は7/11です。全3回の最終回の講義となります。