6月7日 JA庄内みどり様「第1回営農指導員応用研修会」を開催しました
この研修は全3回開催となっており、営農指導員歴が3年以上の方を対象とし、これまで2年間初級コースを受講して培ってきた知識をさらに向上させ、生産者様へよりよい営農情報をお伝えすることを目的としています。
まず、初めに過去5年間の5月の平均気温や日照時間、降水量などを示し、着目すべき点やポイントについて解説を行いました。次いで、「農業を取り巻く状況」として肥料価格の高騰や異常気象による生産不安定化、世界的な穀物需要の高まりなどがあることを説明しました。
対策として、米粉の利用や積極的にコメを食べること、ダイズや飼料用米を生産し水田をフル活用することが有用であることを説明しました。
また、肥料高騰については全面に散布しなければならないという思い込みを捨て、状態のよくない箇所のみにピンポイントに施用することで、コストを抑えることができるのではないかと提案しました。さらに、田畑輪換(水田状態・畑状態を交互に繰り返す方式。地力維持増進や連作障害を回避するうえで効果的)による窒素の収支について試算表を示しながら説明を行いました。
次回は11/29です。「水田フル活用戦略Ⅱ」として、飼料用米やダイズなどの転換作物についてお伝えします。