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実績

研修会

7月11日 東北農林専門職大学新規就農支援研修③を行いました

これまで5/8、6/6と続けてきた講義も今回で最終回です。

1時限目の「植物の生育環境」では、細かいところを見る「虫の目」、広く全体を見る「鳥の目」、流れを見る「魚の目」という3つのキーワードを挙げました。その中の「魚の目」から、例として1961年から2024年までの酒田市の日平均気温の月平均値の推移グラフを示し、平均気温が上昇していること、出穂期が早期化していることなどを挙げ、変化予測と柔軟な対応が必須となっていることを述べました。また高温対策については、高温に強いイネを作ることやケイ酸を施用し丈夫なイネをつくること、適切な水管理などについて解説を行いました。

2時限目の「土壌肥料」では、土壌肥料用語は難しいというイメージがあることから、関心を持ってもらうために人間の健康に置き換えることを提案しました。例として、土壌のEC(電気伝導度)についてECを血圧に置き換え、ECが高いと畑が高血圧になっているので除塩対策を行っていきます。このように診断し、対応していけば健康な畑になるとともにコスト低減にもつながります。あわせて土壌養分バランスの崩れが引き起こす5つの事象や土壌改良剤施用効果について説明を行いました。

受講生様から「もっと先生の講義が聞きたかった」「今度酒田の会社にお邪魔したい」などのありがたいお声をいただき、無事全3回を終えることができました。